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アレキサンダーの暗帯Ⅲ
色がテーマの合同誌第3弾
発行日：2020/7/10
執筆者：雨原サダユキ、かめ乃、木ノ実このみ、金城摩美、七條なつ、北福佳猫、藤倉秀、みさき夕夏、山本梨子（敬称略）
『春の息吹』/雨原サダユキ
あらすじ
雪の降るとある日。穂花の元に一本の電話が入った。相手は引っ越す前まで、ずっと一緒にいた奏太だった。電話越しに「さびしい？」「さびしくない」と互いに聞き合う2人。しかし、穂花の本当の気持ちは…？
『桜色、君へ』/金城摩美
あらすじ
舞台は一年中花の咲く極彩色の島国。主人公チルは超人気宮廷絵師の娘で、父のような宮廷絵師になろうと奮闘していた。父亡き後、そんなチルによくしてくれたのは踊り子の賢友だった。賢雄の踊りに励まされ、努力するチルが宮廷絵師を目指す本当の理由とは…？
『柊』/みさき夕夏
あらすじ
昔、禁忌を犯した魔導士がいた。その者の目は紅い色であり、以降瞳の紅い魔法使いは差別対象となった。 紅い瞳のため牢獄に収容されているリョウメ、そして監視下に置かれている幼いカタメ。リョウメはカタメを差別のない別の地へ送ろう と、ひっそりと移動魔法を教えるが…
『廻るオレンジ』/北福佳猫
あらすじ
アイドルを目指した14歳の夏。冷やかしの言葉が飛び交う中、後ろの席の彼は、夕陽に輝く故郷の海の絵をくれた— 人気アイドルグループのセンターとして活躍していた茜。ある事件をきっかけに、グループを脱退し、故郷に戻ってきた。そこで再会したのは…
『雨のちひまわり』/木 ノ実このみ
あらすじ
編入生の日向葵（ひゅうがあおい）。彼女は、主人公.佐倉にも気さくに話しかけてくる明るい女の子。「私について何か思い出さない？」と言われるが、何の事かわからない佐倉。 ある時陰口を言われ、泣いている彼女を見て…
『ミッドナイトグリーン』/山本梨子
あらすじ
時は19世紀。ある街で噂になっていた盗賊がいた— 主人公レネットは、メイドに扮し、宝石商の屋敷に潜入中。中でも狙い目は長男、クロムの胸に輝く緑の宝石のブローチ。果たして彼女は標的を盗む事ができるのか？そして彼女が盗みを続けてきた理由とは…？
『ブルーブルーシンデレラ』/藤倉秀
あらすじ
被服学校に通うユウキは、昔から背が高いのがコンプレックス。そんな彼女は小さく可愛い系の男子、ミズキとペアになり、男装女装でファッションショーに出る事になった。 2人で衣装作りに励む中、ある時ミズキが落ちてくる機材からユウキを庇い…⁉︎
『殺し屋と彼女と傷跡』/かめ乃
あらすじ
私の息の根を止めて— そう殺し屋シオンに話したのは主人公ヴィオ。自分を殺してくれと依頼したはずが何故か彼の家に連行され、一緒に暮らすことに。彼と過ごすうち、どこか満たされていくのを感じるヴィオ。果たして殺し屋と死にたがりの彼女の愛の形とはー？
『たとえ叶わぬキスだとしても』/七條なつ
あらすじ
主人公香澄と真白は幼なじみで恋人同士。だが、いつも真白の愛情表現に対して、素直になれない香澄。そんな時同級生の小春が真白に好意を持っている事を知り、心が揺らいでゆく。 香澄が真白との関係に後ろめたさを感じている理由とは…？
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